キャンプで焚き火をすることに楽しみにしている方は多いですよね。
焚き火を囲み薪を焚べながら、まったりと時間が過ぎていく。
憧れますしストレス解消にもなります。
しかし「焚き火の経験がなく焚き火のやり方がわからないよ。」という方もたくさんいらっしゃると思います。
今回の記事では、キャンプで焚き火を楽しむためにできることをご紹介します。
キャンプで焚き火を楽しむ上手なやり方【道具をそろえる】
何をするにも準備が大切ですよね。
段取り八分なんていう言葉があるくらいです。
この記事を見ている方のほとんどは焚き火をすることが始めての方や初心者の方が多いと思いますので簡単に始められる方法をご紹介します。
基本的に準備をするものとして
薪の購入
まずは、薪がなければ始まりませんね。
薪はキャンプ場で売っている場合もあるのでそれを活用してもいいですし、車の荷室に余裕があれば前もってホームセンターなどで買っていくのでも良いですね。
キャンプ場やホームセンターで購入できる薪の多くはスギやヒノキやマツなどの燃えやすい針葉樹のものがほとんどです。
これは、焚き火初心者や始めての方でも扱いやすいことを意味しています。
スギやヒノキやマツなどの針葉樹の薪は火をつけやすいということですね。
その反面、すぐに燃え尽きてしまう傾向がありますが初心者には扱いやすいので丁度いいといえますね。
あとは、値段も安いのでおすすめできます!
スギやヒノキと対照的な特徴を持つのがナラやブナの広葉樹の薪です。
ナラやブナは火がつきにくく長持ちする傾向があります。
値段は少し高い傾向にあります。
焚き火の上級者は、この二つの薪の特徴を上手く組み合わせて焚き火を楽しむそうです。
初心者でもこだわりたい、試行錯誤を楽しみたいという人ならやってみる価値はあると思います。
楽しいと思いますよ。
鉈(なた)を準備する
売っている薪にそのまま火をつけるのは極めて難しい…
いや無理だと思ってください。
売っている薪の大きさで違うので一概にはいえませんが、一般的に売っている薪であれば約半分くらい、大きめの薪であれば3等分(厳格でなくて良い)くらいに鉈(なた)を使って薪を割り細めの薪を適度に準備しておきます。
細い薪から太い薪に順に燃えていくようにするためです。
途中で火が弱まったり消えそうになったりした時にも細い薪で火の勢いを保たせることができます。
可能であれば、幅3〜5センチのさらに細くした薪もあるとより扱いやすくなると思います。
面倒な方には、焚きつけ用として売っていますので購入されてもいいと思います。
気になる薪の燃焼時間ですが、これは正直なところなんともいえません。
あくまでも目安として、スギやヒノキは2時間/1束、ナラやブナは4時間弱/1束という感じでしょうか?
手袋と火バサミ、火吹き棒もしくはうちわを準備する
焚き火では火を育てる作業が必要になってきます。
火がついても放っておくと、火が消えてしまう場合があります。
つまり火のついた薪を動かす必要が出てきます。
焚きつけ時には適切に送風することにより火に勢いをつける必要も生じます。
焚き火を安全にスマートに楽しむのであれば火バサミと手袋(革手)、火吹き棒若しくは、うちわが必要となります。
道具を駆使して火を育てる作業は楽しいものです。
なれてくれば、感覚的にできるようになってきます。
着火剤とライターを準備する
着火剤とライターを使えば薪に火をつけることがとても簡単にできます。
薪への着火でつまずくことが多いのでこの辺りはしっかりと準備しておきましょう。
薪に火をつける場合には、着火剤は固形の板状タイプがオススメです。
ライターはターボ式の方が便利ですよ。
トーチバーナーを持っていればトーチバーナーを使っても良いですが案がい、時間がかかります。着火剤を使うのであればライターで十分です。
また火が着くまでにパチパチと薪がはねますので服やテントに穴をあけてしまうことがないよう注意しましょう。
トーチを使う場合は時間がかかりますので予備のガス缶を準備しておくことをおすすめします。
トーチバーナーがあれば色々と便利ですから一つ持っていても良いと思いますよ。家庭用の料理の表面に焼き色をつけるバーナーで大丈夫です。
焚き火を楽しむため【焚きつけの準備と焚きつけをする】
先ほども述べたように薪に直接に火をつけるのはとても難しいというか無理です…
順序よく作業することで苦労することなく薪に火をつけられます。
1. 枯葉や小枝を拾う。松ぼっくりやわらのようなものでもOK。手に入らなければ先ほど割った薪をさらに細く割り準備する。時間の余裕があればフェザースティックを作るのも面白いと思います。
2. 充分な量の着火剤を下に置く。着火剤をけちってはなりません。次に枯葉、小枝、割った薪の順で空気を通すことを考慮して置いていく。
3. 着火剤に火をつける。細めの薪に火が着くまで枯葉や小枝をたしていく。
4. 薪に火がついたら太めの薪を上に置いていく。消えないように火吹き棒やうちわで風を送り小枝等を注ぎたす。(着火剤の注ぎ足しはとても危険ですのでやめましょう!)
5. 太めの薪に火がつき安定してきたら燃え尽きる前に薪をたしていく。
ここまでくれば、ひと安心です。
必要に応じて薪を焚べていけば火を保つことができます。
焚き火を囲みながらくつろぐ余裕も出てきますよ。
安全を十分に考慮し近くにバケツのなかに水を入れ用意して問題が発生した時には素早く対応できるようにしておきましょう。
キャンプで焚き火をもっと楽しく
焚き火を見ているだけでなく焚き火を使って色々と楽しむことができます。
例えば、
焚き火で料理をする
焚き火を囲んでそれほど凝らなくてもいいので簡単な料理をしてみるのはいかがでしょうか?
長めの串に材料を刺して焼くだけでも十分な美味しさです!
焚き火の色を楽しむ
焚き火の中に、袋を放り込むだけで炎の色が何色にも変わるという商品もあります。
焚き火はそれだけでも飽きないものですが、少しの変化を加えて楽しむこともいいのではないでしょうか?
その他にも焚き火で行えることは工夫次第でたくさんあります。
ぜひチャレンジしてみてください。
【おわりに】
今回、初心者や始めての方でも焚き火を楽しめる方法をご紹介しました。
簡単にかつ安全に始められることを目的として
・必要な道具をそろえる
・焚きつけの準備と焚きつけをする
という2つの項目から考慮してみました。
お役に立つことができたでしょうか?
キャンプを彩ってくれる焚き火を上手く開始して楽しむために、ぜひ参考にしてください!